旅の余韻をすすりながら|軽井沢「ささくら」で過ごした静かな昼時間

目次

はじめに

こんにちは。

旅の最後は、派手な観光地よりも、静かな時間の方が心に残ることがあります。

翌日は富山へ帰る日。

群馬で過ごした数日間の余韻を抱えながら、妻と軽井沢へ立ち寄りました。

きっかけは前夜に見ていた「バナナマンのせっかくグルメ」。

テレビに映る蕎麦と、お店の空気感が不思議と頭から離れずーー

「帰る前に、寄ってみようか。」

そんな何気ない一言から、旅の最後の寄り道が始まりました。

テレビの記憶が、旅の行き先を少し変えた

思いつきの寄り道ほど、あとから思い出になる

揺れる暖簾の向こうに、軽井沢の静かな昼があった
揺れる暖簾の向こうに、軽井沢の静かな昼があった

店先の暖簾が風に揺れるたび、軽井沢の空気までゆっくり流れていくようでした。

人気店なのに、どこか穏やか。

賑やかな観光地とは少し違う、落ち着いた時間。

旅先でこういう空気に出会えると、その日の印象がふっと柔らかくなります。

待つ時間まで、旅の一場面になる

席についてメニューを眺める。

ただそれだけの時間なのに、不思議とゆっくり感じる。

旅先では「何を食べるか」だけじゃなく、「待つ時間」まで思い出になる。

そんなことを思わせてくれる空気がありました。

旅の終わりにちょうどいい、一杯

心に残るのは、派手さじゃない

蕎麦と天丼。その並びだけで少し幸せになる

運ばれてきた瞬間、思わず顔を見合わせました。

「これは間違いないやつだ。」

山のように盛られた蕎麦と、小さな天丼。

特別な演出なんてない。

でも、その素朴さが妙に嬉しい。

旅先で出会う食事って、案外こういうものが一番記憶に残ります。

近づくほど、蕎麦の表情が見えてくる

一本一本に艶があって、整いすぎていない自然な姿。

近づいて見ると、蕎麦そのものの存在感がよく分かります。

写真を撮っている時間も楽しい。

でも本当は、早く食べたくて仕方ありませんでした。

旅の最後を、少しだけ惜しくした一口

箸で持ち上げた瞬間にふわっと香る蕎麦の風味。

噛むたびに広がる、やさしい味。

気づけば妻との会話も少し減っていました。

美味しいものを食べている時って、言葉より先に箸が動くものですね。

窓の外では、緑が静かに季節を揺らしていた

食事を終えてふと外を見ると、窓の向こうで緑の葉が風に揺れていました。

大きな絶景じゃなくてもいい。

こういう何気ない景色が、あとになって旅の記憶に残る。

軽井沢らしい静かな時間が、旅の終わりをゆっくり包んでくれました。

おしまいに

中之嶽神社から始まり、伊香保温泉、妙義神社を巡った今回の群馬旅。

気づけば最後は、軽井沢「ささくら」で蕎麦をすすりながら旅の終わりを迎えていました。

振り返ると、神社の荘厳な佇まいや温泉街の風情、美しい景色の数々が思い浮かびます。

けれど、本当に心に残っているのは、それだけではありません。

車窓を流れる景色を眺めながら交わした、いつもと変わらない会話。

子どもたちの近況のこと。

これから先の暮らしのこと。

少し先に待つ老後のこと。

特別な話ではなくても、一緒に同じ景色を見ながら言葉を交わしている時間そのものが、旅の思い出になっていました。

景色は次々と変わっていくのに、私たちの会話はいつも通り。

その変わらなさが、どこか心地よく感じられます。

旅というと非日常を求めるものだと思いがちですが、本当は日常の延長線上にある幸せを再確認する時間なのかもしれません。

今回の群馬旅シリーズは、これで一区切り。

写真を見返すたびに思い出すのは、中之嶽神社の風景や伊香保温泉の石段、妙義の山々だけではなく、その道中で交わした何気ない会話や穏やかな時間なのでしょう。

夫婦で過ごした数日間の旅は終わりましたが、その余韻はこれからもしばらく続きそうです。

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

また新しい景色との出会いがあれば、この場所で綴っていきたいと思います。

基本情報とアクセス
  • 名称:蕎麦処ささくら
  • 住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分655−3
  • 電話番号:0267-46-5577
  • 定休日:火曜日・水曜日
  • 営業時間:11:00〜15:00
  • 駐車場:あり
  • 関連サイト:蕎麦処ささくら (X・sasakura_soba)
MIZU

掲載情報は記事作成時点の内容です。
営業時間や料金等は変更となる場合がありますので、ご訪問前に公式サイト等で最新情報をご確認いただくことをおすすめします。

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ご訪問いただき、本当にありがとうございます。また次の景色でお会いできる日を、楽しみにしています。

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コメント

コメント一覧 (12件)

  • おはようございます(^^♪
    軽井沢。
    二十数年前、岡山県に居る義弟・大阪に居る義兄の3家族で車で軽井沢へ行った事が有りますが、運転を3人で交代しながら行って楽しみましたが、
    夏なのに寒くなり、何か着る物を探して買った覚えが有り、誤って皇室の別荘へ覗きに行ったら、即ガードマンに追い返された(笑)。
    宿の自転車であっちこっち楽しい思い出になりました。

    • おはようございます(^^♪
      軽井沢での思い出話を聞かせていただき、ありがとうございます!
      ご兄弟のご家族三家族で交代しながらの長距離ドライブとは、賑やかで楽しそうですね。そういう旅の思い出は、年月が経っても色あせないものですね。
      夏でも思いがけず寒くなるのは、さすが軽井沢ですね。私も空気の爽やかさと涼しさが印象に残りました。
      そして、うっかり皇室の別荘へ近づいてしまってガードマンさんに追い返されたというエピソードには思わず笑ってしまいました(笑)。
      宿の自転車であちこち巡られたことも含めて、とても素敵な思い出ですね。
      こうして旅の話を通じて、皆さんそれぞれの懐かしい記憶がよみがえるのも、ブログを続けていて嬉しいことの一つです。
      いつもありがとうございます(^^♪

  • 信州に行くと必ず蕎麦を食べます。
    やっぱり大阪に比べて
    蕎麦屋のレベルが高いんですよねぇ。

    バナナマンのせっかくグルメは好きで
    よく見ていたのですが
    日村さんが病気で休養になったのは残念です。
    これを機に減量してほしいですね。

    応援ぽち

    • コメントありがとうございます!
      やはり信州へ行くと、お蕎麦は外せませんよね(笑)。
      私も信州を訪れるたびに、ついついお蕎麦屋さんを探してしまいます。水の美味しさもあるのでしょうか、やはりレベルの高さを感じますね。
      「せっかくグルメ」は私も好きで、日村さんの美味しそうに食べる姿を見ると、つい同じものを食べたくなってしまいます(笑)。
      しばらくお休みということで寂しいですが、まずはしっかり体調を整えて、また元気な笑顔を見せてほしいですね。
      応援ぽちもいつもありがとうございます!

  • こんばんは。
    旅で得られるもの人それぞれですが、MIZUさんのさりげない会話の文章には惹かれるものがありました。私も先日まで1人旅に出かけて来ましたが、自分1人だけの誰にも縛られない時間にちょっとしたリフレッシュ感をいただきました。

    • こんばんは。コメントありがとうございます。
      「さりげない会話の文章」というお言葉、とても嬉しく拝見しました。
      旅先で交わす何気ない一言や、お店の方との短いやり取りって、不思議と後になって心に残ることがありますよね。
      先日、一人旅に出かけられていたのですね。誰にも急かされず、自分のペースで過ごす時間には、独特の心地よさがあります。
      私も旅に出るたびに、景色を楽しむだけでなく、そうした自由な時間そのものに癒やされているような気がします。
      そして、帰ってきた時に少しだけ気持ちが軽くなっている。そんなところも旅の魅力なのかもしれませんね。
      いつも温かいコメントをありがとうございます!

  • TVに出たお店って気になりますね!
    蕎麦と天丼セット旨そ!
    これ間違いなくいい
    バナナマンの日村さんのその後も気になりますね

    • コメントありがとうございます!
      やっぱりテレビに出たお店と聞くと、ちょっと気になりますよね(笑)。
      お蕎麦と天丼のセットは、まさに間違いのない組み合わせでした。旅の締めくくりにふさわしい大満足の一品でしたよ。
      私も「せっかくグルメ」は好きでよく見ているので、日村さんがどんなリアクションをされたのか気になってしまいました(笑)。
      またいつか元気な姿で、美味しそうに食べている日村さんを見たいものですね。
      応援もありがとうございました!

  • 関西は「うどん文化圏」なので
    蕎麦を食べる文化が定着していませんでした。

    恥ずかしながら私は大学の時に
    北アルプスの下山後に松本の蕎麦屋で
    初めて「蕎麦湯」というものを知ったくらいなんです。

    この夏も登山で信州に行く予定ですが
    下山後はまた蕎麦を食べたいです^^

    応援ぽち

    • コメントありがとうございます!
      なるほど、関西はやはり「うどん文化圏」なのですね。
      大学時代、北アルプスの下山後に松本で初めて蕎麦湯を知ったというお話、とても興味深く拝見しました。きっと、疲れた体に温かい蕎麦と蕎麦湯が染み渡ったことでしょうね。
      北アルプスを歩いた後にいただく信州蕎麦は、また格別ですよね。美味しさだけでなく、「無事に下山できた」という安堵感も一緒に味わっているような気がします。
      この夏も信州で登山を予定されているとのこと。素晴らしい山旅になりますように。そして下山後には、ぜひ美味しいお蕎麦と蕎麦湯で疲れを癒やしてください(笑)。
      私も信州を訪れるたびに、ついつい蕎麦屋さんを探してしまいます。
      応援ぽちもいつもありがとうございます!

  • こんばんは。
    この旅の一番の収穫は、奥様と共有する時間を持つことができたことにあるなと思いました。

    • こんばんは。コメントありがとうございます!
      今回の旅では温泉や風景、美味しい食事などたくさんの思い出ができましたが、振り返ってみると、一番の収穫は家族と同じ時間を過ごせたことだったように思います。
      普段はそれぞれ忙しく過ごしているので、同じ景色を見て、同じものを食べて、何気ない会話をしながら歩く時間は案外貴重なものですね。
      旅先で見た風景ももちろん心に残りますが、その時に誰と一緒にいたかという記憶の方が、後になってより大切な思い出になるのかもしれません。

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