赤い傘の向こう、遠くと近くのふたつ|櫛田神社、風鈴の物語 【 Vol.2】

目次

はじめに

参道を進むと、頭上に赤い和傘が現れました。

その下、青紅葉の枝先に風鈴が一つ、くっきりと浮かび上がっています。

目を凝らすと、その奥にもう一つ、輪郭を滲ませながら揺れる風鈴が。近くのものと、遠くのもの。

同じ風に吹かれているのに、見え方はまるで違いました。

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今日も、写真と言葉で綴る小さな旅へ。

音まで届けたくて。境内の風鈴を動画でも

赤い和傘越しに揺れる二つの風鈴の音、青紅葉を抜ける風の気配。写真だけでは伝えきれない空気感を、ぜひ2分間の動画でもお楽しみください。音量をオンにして、その場に立っているような時間をどうぞ。

近くのもの、遠くのもの

赤い和傘の陰、手前にひとつ、奥にひとつ。
赤い和傘の陰、手前にひとつ、奥にひとつ。

赤い和傘の朱色が、木漏れ日を柔らかく染めている。その下、青紅葉の枝先にガラスの風鈴がひとつ、くっきりと光を弾いていた。目を奥へ移すと、もう一つの風鈴が、輪郭を滲ませながら揺れている。

同じ風に吹かれているはずなのに、手前と奥とではまるで違う表情を見せる。近くにあるものは鮮やかに、遠くにあるものはやわらかく。距離というのは、ものの見え方をこんなにも変えてしまうのかと、ふと立ち止まって考えた。

焦点は、いつも一つでいい

どちらが美しいという話ではない。今、目の前にあるものに焦点を合わせる。それだけで、景色は十分に満ちていた。

おしまいに

赤い傘の下、近くと遠くで揺れていた二つの風鈴と別れ、参道をさらに歩を進めます。

すると視界が開け、社殿を望む場所に、いくつもの風鈴が横一列に連なって下がっているのが見えてきました。

ひとつ、またひとつと重なっていく音色。

前記事【Vol.1】の「寄り添う二つ」、本記事【Vol.2】の「距離のある二つ」を経て、次はいよいよ「連なり」の景色です。

参道を進むごとに深まっていく静けさと涼やかさを、次回の記事【Vol.3】で、ぜひ体感してください。

基本情報とアクセス
  • 名称:延喜式内櫛田神社
  • 住所:富山県射水市串田6841
  • 電話番号:0766-54-1733(櫛田神社社務所)
  • 駐車場:あり
  • アクセス:北陸新幹線「新高岡駅」から車で約10分、あいの風とやま鉄道 「高岡駅」または「小杉駅」から車で約20分、あいの風とやま鉄道 「越中大門駅」から車で約15分、北陸自動車道小杉IC→約10分
  • 関連サイト:公式サイト
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掲載情報は記事作成時点の内容です。
営業時間や料金等は変更となる場合がありますので、ご訪問前に公式サイト等で最新情報をご確認いただくことをおすすめします。

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • おはようございます。

    赤い和傘と青紅葉に映える風鈴の写真、そして添えられた
    「焦点はひとつでいい」という言葉の深さに深く惹きこまれました。
    距離による見え方の違い、とても共感いたします。心地よい音色と
    風景をありがとうございました。
    心地よい音色と風景をありがとうございました。

    応援ポチ!

    • hassel24さん、おはようございます。
      嬉しいコメントをありがとうございます。
      赤い和傘と青紅葉、その中で揺れる風鈴を眺めていると、あれもこれも写し込みたくなる気持ちと、あえて一つに絞る気持ちの両方がありました。
      「焦点はひとつでいい」という言葉に共感していただけたこと、とても嬉しく思います。
      写真でも日常でも、すべてに目を向けようとすると、かえって大切なものを見失うことがありますよね。そのとき自分が心を惹かれたものに、少し立ち止まって向き合うことを大切にしたいと思っています。
      風鈴の音色とともに、そんな気持ちまで感じ取っていただけたなら嬉しいです。
      いつも温かく記事を受け止めてくださり、ありがとうございます。

  • こんばんは。
    和傘と和風鈴の組み合わせのお写真が見てていてしっくり来ます。傘を全部入れるのではなくて、一部取り入れですが、十分に伝わるとてもよい狙いと構図だと思いました。

    • MTさん、こんばんは。嬉しいコメントをありがとうございます。
      和傘を全部入れてしまうと、どうしても風鈴よりも傘の存在感が強くなってしまうので、今回はあえて一部分だけを画面に入れてみました。和傘の色と形を「背景の要素」として残しながら、風鈴に目が向くようにしたつもりです。
      こうした「全部を見せない」構図は、撮影していてもなかなか面白いですね。少しだけ見せることで、見る方にその先を想像していただける余地も生まれるような気がします。
      そこを「狙い」として感じ取っていただけたのが、とても嬉しいです。
      いつも写真を細かなところまで見てくださり、ありがとうございます。

  • こんばんは。
    風鈴を二つ、平行に並べるのと、前後にならベるのとでは、見え方が違ってくるという発想が面白いなと思いました。

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