はじめに
前回ご紹介した白や淡い色彩の花しょうぶたち。
静かな美しさに包まれた風景を楽しみながら園内を歩いていると、やがて景色は少しずつ紫色へと染まっていきました。
頼成の森を吹き抜ける風は変わらないはずなのに、不思議と空気まで鮮やかになったような気がします。
見渡す先には、一面に広がる紫の花しょうぶ。
その風景は、一輪の花を眺める楽しさとはまた違う魅力を持っていました。
風が吹けば花びらが揺れ、陽射しを受ければ色彩が輝く。
花しょうぶたちはまるで初夏という季節を全身で楽しんでいるようです。
カメラを構えながら眺めていると、静かな時間が流れていた第1シリーズとは違い、こちらは風や光の動きまで写し込みたくなります。
今回は、頼成の森で出会った「紫の世界」。
初夏の風に揺れる花しょうぶたちの姿をお届けします。
風の通り道を映像で
写真は一瞬を残します。
けれど風の音や花々の揺らぎ、木々を渡る光までは写しきれません。
約2分間の短い映像に、頼成の森で出会った初夏の景色をまとめました。
白と紫の花しょうぶが風に揺れる様子を眺めながら、森を歩くような気持ちでご覧いただければ嬉しく思います。
風と光が描く紫の風景
初夏を染める紫の絨毯

一輪だけでも美しい花ですが、これだけ集まると景色そのものになります。
濃淡の異なる紫が重なり合い、まるで初夏の大地に描かれた水彩画のよう。
吹き抜ける風が花びらを揺らすたび、紫色の波がゆっくりと広がっていきました。
遠くに見える白い花しょうぶも、この風景の大切な彩りです。
空へ向かう紫

花の目線までしゃがみ込み、見上げるようにカメラを向けてみました。
すると花しょうぶたちは、空へ向かって背伸びをしているように見えます。
力強く伸びる茎。
風を受ける花びら。
青空へ溶けていく紫。
その姿はどこか誇らしげで、生命の輝きを感じさせてくれました。
おしまいに
白が静寂を語る花なら、
紫は季節の躍動を語る花なのかもしれません。
強い陽射しの下でも凛と咲き続ける姿は、初夏という季節そのもの。
風に揺れるたびに、その美しさはさらに表情を変えていきます。
そして散策の終盤、私は再び白い花しょうぶたちのもとへ向かいました。
今度は、涼やかな光をまとった白の世界です。


コメント
コメント一覧 (12件)
おはようございます
好きな色の花菖蒲です。
ありがとうございます。
紫の花菖蒲、本当に落ち着いた美しさがありますよね。私もこの色合いに惹かれて何枚もシャッターを切ってしまいました。気に入っていただけて、とても嬉しいです。
動画も上手く撮影され、編集されていますよねぇ。
私はカメラもスマホも
動画機能を全く利用していません。
今度は山頂などで動画を撮ってみようかな。
応援ぽち
ありがとうございます。
動画は写真では伝えきれない風や水の音、その場の空気感まで残せるのが魅力ですね。登山では山頂からの景色だけでなく、鳥のさえずりや風の音も一緒に記録できるので、きっと思い出がさらに深く残ると思います。ぜひ一度撮ってみてください。きっと動画の楽しさにもハマると思いますよ。
初夏を感じる花しょうぶですね
応援ポチ
ありがとうございます。
花菖蒲が咲き始めると、「今年も初夏が来たな」と感じます。季節をゆっくり楽しめる場所でした。応援もありがとうございます!
飛騨・富山・福光・金沢に抜ける道をよく通るのですが、途中の峠道(?)にこの森の標識があるのでこちらの存在を知っていました。頼成の森という名前に、昔の武将にあやかっているのかなと思っていたのですが、後に地名とわかりました。また園内の様子も動画で知ることができ、こんな感じなんだと少しわかりました。たしかに動きがあると空気感も伝わって来ますよね。
ありがとうございます。
国道359号線(こちらでは通称「サンゴク」と呼んでいます)を通られるのですね。あの標識をご存じとは嬉しくなりました。頼成の森は地名なのですが、初めてだと武将の名前のようにも聞こえますよね(笑)。動画は写真では伝えきれない風に揺れる花や鳥のさえずりなど、その場の空気感まで届けられるのが魅力だと感じています。今後も写真と動画を組み合わせながら、現地の雰囲気をお伝えできればと思います。
菖蒲と紫陽花。
この花があるおかげで
鬱陶しい梅雨も
楽しさを感じることができますね。
今度は動画に挑戦してみますね^^
応援ぽち
ありがとうございます。
花菖蒲や紫陽花が咲き始めると、梅雨の季節も少し楽しみになりますよね。ぜひ動画にも挑戦してみてください。写真とはまた違って、その場の風や鳥の声、水の音まで一緒に残せるので、あとで見返した時の感動もひと味違います。今は気軽に楽しめる、本当にいい時代になりましたね。
こんばんは。
白い花菖蒲と紫の花菖蒲とでは、味わいが全く違いますね。
しゃがみ込んで撮られた空に伸びる紫の花菖蒲の写真が、とてもいいなと思いました。
こんばんは。
いつもありがとうございます。
構図がなかなか決まらなかったので、下からのアングルを探るといい画になったのでシャッターを切りました。
かなり厳しい体勢でカメラを構えたので、周りから笑われましたよ
この写真をとてもいいとおっしゃっていただき、嬉しいです。