深緑に佇む五百羅漢 Vol.4|紫陽花が彩る静寂の石仏たち

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第4話|輪の中に広がる、小さな花の世界

境内を歩きながら紫陽花を眺めていると、その鮮やかな青色に何度も足を止めました。

少し離れて見ると、一つの丸い花。

けれど、もっと近づいてみると、その印象は大きく変わります。

新しく迎えた大三元レンズは、広角でありながら驚くほど被写体へ寄ることができます。

だからこそ見えた、紫陽花のもう一つの表情を撮影してみました。

一輪を見つめると、別の世界が広がる

一輪の中に咲く、無数の小さな花たち
一輪の中に咲く、無数の小さな花たち

紫陽花は、一輪の花ではありません。

近づいてみると、小さな装飾花が幾重にも重なり合い、一つの大きな花房をつくっています。

その繊細な造形は、まるで青い星々が集まって生まれた小さな宇宙のようでした。

今回の撮影では、17cmまで寄ることができる大三元レンズの特長を生かし、花との距離を思い切って縮めてみました。

広角レンズは風景を大きく切り取る印象がありますが、このレンズはそのまま被写体へ近づくことで、背景の空気まで取り込みながら主役を際立たせてくれます。

花びらの柔らかな曲線。

わずかに色を変えながら重なり合う青。

肉眼では見過ごしてしまうような美しさが、レンズ越しには鮮やかに浮かび上がりました。

だからこそ、この日は何度も立ち止まり、一輪の紫陽花と静かに向き合う時間が生まれました。

写真を撮るというより、花をゆっくり観察する。

そんな穏やかな時間も、このレンズが運んできてくれた贈り物だったように思います。

おしまいに

少し離れて眺めれば、美しい初夏の風景。

一歩近づけば、小さな花が織りなす精巧な世界。

同じ紫陽花でも、距離を変えるだけで、まったく違う表情を見せてくれます。

次回は、その青い花の向こうに静かに佇むお地蔵さんへ視線を移します。

紫陽花と祈りが寄り添う、長慶寺ならではの風景をご紹介します。

基本情報とアクセス
  • 名称:長慶寺 五百羅漢
  • 住所:富山県富山市五艘1882
  • 電話番号:【長慶寺】 076-441-5451
  • 駐車場:あり
  • 交通情報:電車では、富山駅から地鉄バスで新桜谷・老人センター行きで約10分、富山市民俗民芸村下車徒歩3分。車の場合、富山西ICから車で15分。富山空港から車で約30分。
  • 関連サイト:富山市民俗民芸村
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コメント

コメント一覧 (12件)

  • おはようございます。
    自由度が高いレンズは最高ですよね!
    17cmの最短撮影距離も決め手だったのですね。私も最短撮影や撮影倍率はレンズ選びでは重要なポイントです。

    • MTさん、おはようございます!
      コメントありがとうございます。
      最短撮影距離や撮影倍率を重視されるというお話、とても共感しました。
      風景を撮っていても、途中で花や小さな被写体に目を奪われることがよくあるので、気軽に寄れるレンズは本当に心強いですね。
      今回は17cmまで寄れることが購入の大きな決め手になりました。
      一本で幅広い表現ができそうなので、これから撮影に連れ出す機会がますます増えそうです。
      いつも温かいコメントをありがとうございます。

  • 17cmまで寄ることが出来るんですか。
    それならマクロ的な撮影も十分に出来るので
    このレンズ一本で風景写真もスナップ写真もマクロ撮影も
    しっかりと楽しめそうですね。

    応援ぽち

    • よっちんさん、ありがとうございます。
      そうなんです。このレンズは17cmまで寄れるので、花や小さな被写体も気軽に撮れるのが大きな魅力なんです。
      一本で風景からスナップ、ちょっとしたマクロ的な表現まで楽しめるので、撮影の自由度がぐっと広がりました。
      これからは、このレンズ一本でどこまで表現できるか、いろいろ試してみたいと思っています。
      いつもありがとうございます!

  • こんばんは

    広角大三元レンズの特性を見事に生かした素晴らしい描写ですね!
    離れて見る紫陽花も綺麗ですが、ここまで寄ることで肉眼では
    気づかないような繊細な表情や重なり合う青の陰影が鮮やかに
    浮かび上がっていて感動しました。
    寄れる広角ならではの背景の空気感と主役の際立ちがとても
    心地よいです。
    花をじっくり観察しながら撮影された穏やかな空気感が、
    写真や文章からも伝わってきて、とても温かい気持ちに
    なりました。

    • hassel24さん、こんばんは。
      いつも写真も文章も丁寧にご覧いただき、本当にありがとうございます。
      今回は、このレンズの「寄れる広角」という特長を活かして、紫陽花の繊細な表情と、その場を包む空気感を一枚の中で表現したいと思いながら撮影しました。
      肉眼では見過ごしてしまうような花びらの重なりや、青の微妙なグラデーションまで感じ取っていただけて、とても嬉しく思います。
      このレンズの魅力を少しずつ引き出しながら、これからもその場の空気や季節の息づかいまで伝わるような写真を目指していきたいと思います。
      心温まるコメントをありがとうございました。

  • 寄れるレンズは重宝しますよね
    新しいレンズが手元に来るとワクワクしますね
    応援ポチ

    • NOBさん、ありがとうございます!
      本当に寄れるレンズは使い勝手が良くて、撮影の幅が一気に広がりますね。
      新しいレンズを手にすると、「次は何を撮ろう」とワクワクしながら出かけたくなります。
      これからこのレンズで、いろいろな風景を楽しみながら撮っていきたいと思います。
      いつも応援ありがとうございます!

  • こんばんは~♪ 拙ブログへのコメントありがとうございました

    それにしても見事な手毬咲きの花ですね 
    精密な細工物のようでもあり 涼しげな色も最高です
    この花の美しさを余すところなく写し止められていてさすがですね

    私もアジサイは大好きで自分でも育てています
    特にこのタイプ(総八重手毬咲き)のテマリテマリという品種に一目ぼれ
    10年前から栽培しています
    ですがだんだん粗雑になり 肥料や用土のPH管理がうまくなくて
    赤紫に発色してしまいます来期は涼しげな青色に発色させたいです

    • nanapapaさん、こんばんは。
      ご訪問そして初コメントをいただき、本当にありがとうございます。
      過分なお言葉をいただき、とても嬉しく拝見しました。
      紫陽花をご自身で育てていらっしゃるのですね。しかも「テマリテマリ」を10年も大切に育てておられるとは驚きました。品種への愛情が伝わってきます。
      紫陽花は土のpHなどで花色が変わると言われますが、思い通りの青色に咲かせるのは本当に奥が深いですね。来年はぜひ、nanapapaさんがお望みの涼しげな青色に咲いてくれることを願っています。
      これからも季節の風景や花の写真を中心に更新していきますので、お時間のある時にまたお立ち寄りいただけたら嬉しいです。
      今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • よく何本もレンズを持っている人がいますが
    まずは一本のレンズを使いこなすこと
    これが大切でしょうね。

    私は単焦点レンズを使うことが多いのですが
    ズームレンズももうちょっと使ってみようっと。

    応援ぽち

    • よっちんさん、ありがとうございます。
      私もまさにその通りだと思います。
      一本のレンズをじっくり使い込むことで、そのレンズの得意な表現や特性が少しずつ見えてきますよね。
      今回のレンズも、まだまだ発見がありそうで撮るたびに新しい楽しさを感じています。
      よっちんさんの切り取られる街並みや旅の風景は、ズームレンズでもきっと新しい表現が広がると思います。ぜひ楽しみながら使ってみてくださいね。
      いつもありがとうございます!

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