2026年– date –
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背中で語る秋|街を見守る石たち
紅葉に覆われた斜面に、五百の石仏が背中を並べ、はるか下に広がる街を静かに見下ろす風景。顔ではなく“背中”だけが語るこの場所には、何百年もの時間と人の営みを見守ってきた沈黙の重みがある。足元に敷き詰められた落ち葉、遠景にひらく日常、変わり続ける街と変わらず在り続ける石。写真で距離を取ることで見えてくる世界の静けさと、背中が教えてくれる時間の深さを描く。日常から一歩離れ、ゆっくりと風景を見つめ直したい人へ。 -
錦に染まる道|五百羅漢が見守る紅葉の参道
富山市に佇む五百羅漢の小径を、紅葉がやさしく包み込む秋の一日。石仏が静かに並ぶ参道の上には、紅や橙、淡い黄が重なり合う“錦の天蓋”が広がり、歩く者の時間をゆるやかにほどいていく。落ち葉の音、風に揺れる光、何百年もこの道を見守ってきた五百のまなざし。写真と詩的な文章で、ただ眺めるだけではない「歩く秋」の記憶を綴る。日常の速度をそっと緩め、心に静かな色を残してくれる風景をお届けします。 -
色をたたえた温室の午後
富山県砺波市のチューリップ四季彩館で撮影した一枚を、詩的な文章とともに綴るフォトエッセイ。季節が静まりゆく時期、温室に広がる花の色彩が心に残す余韻を描写しています。花写真や風景写真が好きな方、砺波の魅力を写真で味わいたい方に向けた記事です。 -
冬の灯りに咲くもの
富山県砺波市にあるチューリップ四季彩館で、冬の時期に撮影した一枚をもとに綴るフォトエッセイ。ガラス越しに整然と並ぶ赤と黄のチューリップは、背景に滲む光と重なり、現実と映像の境界を曖昧にする。試験管に挿された花の直線、手前から奥へと連なるリズム、ピントとボケの関係が生み出す静かな奥行き。花を記録するのではなく、「花を見る距離」そのものを写し取った写真として、一枚の中に込められた視線と時間を言葉でたどる。冬の砺波で出会った、静謐で温度を持つ写真の記録。
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