祈りは前を向かない

祈りとは、必ずしも前を向くものではないのかもしれない。
彼らは何かを願うように、街を見つめているわけではない。
救おうとも、変えようともしていない。
ただ、そこに在ること。
それだけで、人の営みと同じ時間を生きている。
背中とは、語らない姿だ。
けれどその沈黙は、どんな言葉よりも、長く、深く、届く。
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富山市の紅葉名所「長慶寺・五百羅漢」を訪れ、静かに色づく秋の景色を写真とことばで綴るフォトエッセイ。円山庵の門にかかる深紅の枝、石仏が並ぶ参道に舞い落ちる葉、羅漢像の背中に積もる赤い絨毯。長慶寺の高台からは、富山市街と雪化粧した立山連峰を望む絶景も。越景写旅の筆者MIZUが、移り住んで34年になる越中の季節の息づかいを写し、そっと心に寄り添う風景として紹介します。


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