氷柱の先で、時間が落ちる

屋根から垂れた氷柱の先で、一滴の水が、ためらうように揺れている。
凍りついた冬は、音もなく、こうして少しずつほどけていく。
世界遺産と呼ばれる相倉集落にも、確かに流れる時間があり、その一瞬は、人知れず、静かに落ちていった。
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コメント
コメント一覧 (6件)
おはようございます
つららが解けるその一瞬の一枚、これ難しいですよね~
さすがです!
べり~*さん、こんばんは。いつも有難うございます。
おっしゃる通りで、狙ってもなかなか応えてくれない一瞬でした。
落ちるか、落ちないか…そんな迷いの時間も含めて、冬の楽しみかもしれませんね。
そう言っていただけて、とても励みになります。
合掌造りの集落は
世界遺産にふさわしいものだと
訪れた時に思いました。
最近は世界遺産が乱発気味で
その価値が随分と低下したように感じています。
応援ぽち
よっちんさん、こんばんは。いつも有難うございます。
実際に訪れられて、そう感じられたのですね。私も同じ思いでした。
派手さはなくとも、長い時間の中で守られてきた営みこそが、本当の価値なのだと思います。
相倉集落には、「遺産」という言葉以上の重みが、今も静かに息づいていますね。
応援、ありがとうございます。
おはようございます。
氷柱の先の一滴が落ちる瞬間、その音まで
聞こえてきそうな程、臨場感あふれるお写真
ですね。
「凍りついた冬がほどけていく」という言葉に、
厳しい寒さの中にある温かみを感じて、優しい
気持ちになれました。
相倉集落の静かな鼓動が伝わってくるようです。
氷柱の雫に、季節の確かな歩みを感じますね。
美しい情景のお裾分けをありがとうございます。
hassel24さん、こんばんは。丁寧に感じ取ってくださり、ありがとうございます。
氷柱の先に溜まった一滴は、私自身も「今だ」と息を詰めて切り取った瞬間でした。
凍りついた時間が、ほんのわずか緩む。そんな冬から春への移ろいを感じていただけたなら嬉しいです。
静かな集落に流れる鼓動まで想像していただけて、写真冥利に尽きます。
こちらこそ、ありがとうございます。