日石寺の奥、心を洗う滝の音

深い杉林に抱かれるように、六本の水は岩壁から静かに落ちている。苔の緑は長い歳月を語り、赤い前掛けをまとう石仏たちは、旅人の足音をそっと迎える。
細く、しかし確かな流れは、祈りの糸のように空から地へと結ばれ、下に広がる水面へ淡く溶けてゆく。音は決して大きくなく、けれど耳を澄ませば、山が息づく鼓動のように胸に届く。
ここでは時間が歩みを緩め、心の塵が一枚ずつ洗われていく。六本滝は景色ではなく、静けさという贈りものなのだ。
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苔と祈りの石段へ|大岩山日石寺、静寂の時間
富山県上市町にある真言密宗の名刹「大岩山日石寺」を訪問。苔むす石段、朱の手すり、本堂、そして岩壁に刻まれた不動明王。四季の境目に感じる静寂と信仰の風景を写真とともに綴る寺院訪問記。

最後までご覧いただき、有難うございます。しばらくは「大岩山日石寺」で撮影した写真を紹介させていただきますので、よろしくお願いいたします。


コメント
コメント一覧 (6件)
おはようございます。
とても繊細な滝なんですね
お地蔵さまが見守る静かで穏やかな時間をここでゆっくり過ごしてみたいです
べり~*さん、おはようございます。
そう言っていただけて嬉しいです。
細く流れる水とお地蔵さまに包まれた空間は、時間がゆっくりとほどけていくような静けさがありました。
心を休めたいときに、ただ佇んでいたくなる場所ですね。コメントありがとうございました。
こんにちは
白糸の滝の様な6本滝優しく綺麗な滝ですね~
お地蔵さんにも守られて心も浄化されていきそうです。
此方こそ宜しくお願いします。
都人さん、こんにちは。ようこそ。
まさに白糸の滝のように、優しく流れる姿が印象的でした。
お地蔵さまに見守られながら水音を聞いていると、自然と気持ちが澄んでいくように感じます。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。
静けさという贈り物…
喧騒な都会で生活していると
静寂が不安な若い人も多いようです。
旅先などで静寂に向き合うときは
私はこの上なく幸せを感じます。
応援ぽち
よっちんさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
「静けさという贈り物」、とても心に残る言葉ですね。
確かに日常の喧騒から離れ、静寂と向き合う時間は、慣れるほどに深い幸福を与えてくれる気がします。
この場所でも、そんな贅沢なひとときを味わうことができました。
応援ありがとうございます。