雪の奥にひらかれる、静かな境内

雪はすべてを覆い隠し、同時にすべてを際立たせる。
踏み固められた参道の先に、山門は静かに息をひそめ、
重たい雪を背負いながら、訪れる者を拒むことも、急かすこともない。
木々の間を抜ける冷たい空気と、白に沈む境内。
ここでは言葉よりも沈黙が深く、立ち止まることでしか触れられない時間が、確かに積もっている。
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白に沈む寺、心が立ち上がる朝|眼目山立山寺
大雪の翌朝、世界は白に沈み、音を忘れていた。富山県上市町、眼目山立山寺。石柱も石仏も山門も、雪をまとい、長い時間の一部になる。ここでは歴史は語られず、ただ静けさだけが残る。立ち止まり、呼吸を整え、心が静かに立ち上がる ― 冬の立山寺で出会うのは、景色ではなく、ひとときの祈り。


コメント
コメント一覧 (6件)
おはようございます
参道の雪を見るとかなりの積雪があったようですね
さすがにこちらはこんなに積もりませんので未知の世界です
この雪があってこそ、心が清らかになりそうです
べり~*さん、こんにちは。いつも有難うございます。
この日はかなり雪が積もっていて、参道もすっかり白に包まれていました。
雪に慣れていないと、確かに未知の世界ですよね。
でも、音を吸い込んだような静けさの中を歩いていると、自然と心まで洗われていくように感じました。
この雪景色があってこその、特別な時間だったと思います。
今年は日本海側の降雪量が
相当多かったようですが
地球温暖化が進んで
日本海の海水温が高くなっていますので
毎年のようにこんな状況になるのでしょうね。
これはどうしようもないのかなぁ。
応援ぽち
よっちんさん、こんばんは。いつも有難うございます。
おっしゃるとおりで、年々春から秋までは気温が上昇して、冬は降雪量が増えて良い状況ではないですね。
海水温が上がっていることにより、ブリの漁獲量が減り今年は寒ぶり宣言が出ませんでした。
これからどうなるのかが心配です。いつも応援ポチ、ありがとうございます。
こんにちは。
厳しい豪雪地帯の山門の風景のお写真からは湿度感も伝わって来るようです。
少し落ちかけた屋根雪が正面の屋根で止められて詰まっている様子にも味わいがあるように感じました。
MTさん、こんにちは。いつも有難うございます。写真から湿度感まで感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
雪に覆われた山門は、冷たさだけでなく、どこか重みのある空気をまとっているようでした。
屋根雪が正面でせき止められている様子も、豪雪地ならではの風景で、厳しさの中に独特の味わいを感じさせますよね。
細かなところまで見てくださり、ありがとうございます。